市指定文化財
木造毘沙門天立像
もくぞうびしゃもんてんりゅうぞう
- 区分
- 有形文化財
- 種別
- 彫刻
- 数量
- 1躯
- 所有者
- 神護寺
(管理者) 如来寺 - 指定年月日
- 昭和56年9月1日
- 指定番号
- 2
- 説明
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像高108p、寄木造で、頭・体の幹部をとおして前後に矧ぐ。後頭部の一部は欠失している。両肩先及び足の部分は特に傷みが甚だしく、その他にもいたるところに修補のあとがみられる。右胸部のごとく、穴のあいたところに埋め木したところもある。右手指先は欠失し、左手首よりさき、天衣等も後補である。武装忿怒形をとるが相貌は温和となり、胸甲・腹甲・裳・天衣等の彫法も浅くおだやかである。
神護寺の寺伝にあるように、文覚の再興と関係づけることができるかどうかは、わからないが、本像が藤原時代末期の製作にかかることだけは確かである。
(上記は指定時の文章です)