市指定文化財
義士墨跡並びに冨森助右衛門筆記
ぎしぼくせきならびにとみのもりすけえもんひっき
- 区分
- 有形文化財
- 種別
- 歴史資料
- 数量
- 2巻
- 所有者
- 赤穂市教育委員会
(管理者)歴史博物館 - 指定年月日
- 平成7年5月25日
- 指定番号
- 19
- 説明
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- 義士墨跡
「義士墨跡」は、討ち入り後熊本藩細川綱利邸に預けられた大石以下の義士から、同藩家中堀内伝右衛門が所望してもらった手蹟を張り合わせて1巻としたものである。原惣右衛門自筆の「浅野内匠家来口上写」をはじめ、大石・吉田・原・小野寺・磯貝・近松・冨森・潮田・早水・間の10人からもらった短冊・扇面・書付及び原の筆になる小野寺妻の和歌が収められている。そのうち切腹(元禄16年2月14日)の直前にもらった辞世(5人)などについては「堀内伝右衛門覚書」に入手の事情が記されてある。 - 冨森助右衛門筆記
冨森が熊本藩御預け中の元禄16年正月24日、同じく堀内伝右衛門の求めに応じて、討入りとその翌日の行動について記した筆記である。吉良の首級をあげる場面については磯貝十郎左衛門加筆を受け、それを冨森が改めて浄書したのが本筆記である。討入りの状況を当事者が記したものとして最も詳しい。
- 義士墨跡
(上記は指定時の文章です)