市選定保存技術保持者が各賞を受賞!!
赤穂市では、民俗・歴史的に優れた芸能、技術を体現する人物を「保存技術保持者」として選定しています。市内には現在、4名の保持者がおられますが、そのうち2名の方が、このたび栄えある受賞に輝きましたのでお知らせいたします。
■ともしびの賞受賞・・・目坂 進さん
ともしびの賞は兵庫県が設けたもので、地域社会にあって長年にわたりひたむきな努力を続け、地域の文化の向上に貢献して、その活動と功績が著しい個人又は団体を表彰するものです。
表彰は、(1)地域の伝統文化の継承と保存に貢献した者、(2)地域の芸術文化の振興と普及に貢献した者、(3)地域の文化団体等の育成と指導に貢献した者、(4)以上の他、地域の文化の向上に貢献した者のいずれかの条件を満たした個人や団体に対して贈られます。
このたび、ともしびの賞に、市選定保存技術者の目坂進さんが選ばれました。
目坂進さんは、三味線製作技法の市選定保存技術保持者として平成7年5月25日に選定されました。三味線の製作技術の保持は、機械化の進む中において極めて貴重な存在です。関西においては製作の分業が日常的ですが、目坂さんは棹製作から胴皮張りまでの全工程を修得していることに高い価値があります。
■赤穂市文化振興者賞・・・目坂 進さん、和田 貞一さん
目坂 進さん
(受賞理由)三味線製造の全工程を一貫製造できる数少ない職人であり、楽器作りを通して坂越盆踊りなど郷土芸能の保存、継承に貢献している。
和田 貞一さん
(受賞理由)現在少なくなった宮大工の伝統的技法の継承者であり、姫路城、閑谷学校など文化財の保存に貢献している。