◆コラム◆ 最高の古墳散策、塚山古墳群
みなさんは、横穴式石室を見たことがありますか?
およそ1400年前にたくさん造られた埋葬施設のことです。石で作られた部屋で、何度も埋葬(追葬)できるようになっており、現在も山の中で多く見ることができます。
しかしながら、最近は山も樹木がたくさん生えており、よい形で見る事ができるものは限られています。そのなかで、この塚山古墳群は古墳散策に最高のルートと言えるでしょう。
赤穂市では、昨年につづき塚山古墳群周辺の樹木を伐採しています。今年度の伐採により、古墳の形がたいへんよくわかるようになりました。
この塚山古墳群は第1支群と呼ばれるもので、『赤穂市史』第四巻には8基の古墳があるとされていましが、現在のところ12基を確認できています(見にくいものも含みます)。
このなかで、最も大きいのが兵庫県指定文化財である塚山6号墳です。近くで見るとその迫力に圧倒されることでしょう。
注意!!
塚山古墳群に入るには、鹿よけのフェンスを開ける必要があります。誘導看板があるところのフェンスが開きますので、そこから入ってください。
赤穂市内で、非常に残りの良い古墳をたくさん見ることができるものとしては指折りのものです。是非散歩がてら見学いただければと思います。