◆コラム◆ 赤穂市内で桜のきれいな遺跡
これから桜のシーズンを向かえ、花見を考えておられる方も多いと思います。今回は、市内の隠れた花見名所をご紹介いたします。
尾崎・大塚古墳は、瀬戸内海を眺めるところにある、横穴式石室をもつ後期古墳です。市内でも有数の大きさをもつ石室で、海に関する生業を行っていた集団のリーダーの墓と考えられています。
海浜大橋から御崎の方へまっすぐに向かい、斜面を登ったところにある坂越方面、御崎方面の分岐点にあります。登ってみると、尾崎の町並み、瀬戸内海を見下ろすことができます。また、周辺には桜が植えられており、花見にはもってこいの場所です。
つぎに紹介するのは、尾崎にある伝大石良雄仮寓地跡。通称「おせど」と言われます。赤穂八幡宮よりやや南側に歩いたところにあります。現在はひょうたん形をした池やたくさんの鳥居、もともと赤穂城にあったとされる牛石、馬石などとともに、きれいな桜も咲きます。
なお、赤穂八幡宮南側の側道から山(宮山)を登ったところにある公園も、桜の名所にふさわしい場所です。こちらはライトアップもされており、夜桜がとてもきれいです。
とても落ち着いた雰囲気ですので、是非行ってみて下さい。
最後にお勧めするのは、やはり赤穂城跡です。
みなさんは普段、赤穂城跡に北側から入っていると思いますが、南半分が花見広場になっているのをご存知でしょうか?
ここには桜の木をはじめ、鳥の棲む池などもあり、花見や散歩、休憩にはもってこいの場所です。当然、花見シーズンには人も多いですが、広い芝生広場がありますので、お楽しみいただけると思います。ぜひご利用ください。