『発掘された赤穂城下町』のご紹介
このたび、赤穂市教育委員会では2003年に発掘調査を行った赤穂城下町跡について、発掘調査報告書を作成しましたので、ここでその概要をお知らせします。
- 冊子名
- 発掘された赤穂城下町−赤穂駅前大石神社線街路整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書1−
- 仕 様
- A4判、224ページフルカラー
- 販売部数
- 限定200部
- 販売価格
- 2,100円(この本のみで+送料250円)
- 販売場所
- 赤穂市教育委員会生涯学習課文化財係(0791-43-6962)
- 赤穂市立歴史博物館
- 赤穂市埋蔵文化財調査事務所
本書は、これ一冊で赤穂城下町のことが理解できるよう、まずは中世からの歴史を、年表や絵図等から説き起こします。
そして近世遺跡の発掘調査を行うにあたり、用語・考え方の整理を行いました。
発掘調査では3つの生活面が見つかり、特に17世紀中葉〜18世紀の生活跡は、ほぼ完存していました。そこではたくさんの束柱礎石のほか、土間面、トオリニワに走る旧上水道跡、敷地境界、間取り境界礎石列が見つかりました。
その生活面の下にある造成土からは、17世紀初頭〜17世紀中葉の陶磁器類がたくさん出土しています。その下の生活面では、掘立柱建物跡と礎石建物が見つかりました。
そしてこの掘立柱建物柱穴からも青花、唐津、備前、瓦などが出土しています。肥前磁器は見つかりませんでした。
カラー写真を使ってわかりやすく記載。
このような発掘調査の目覚しい成果を全国に発信し、また赤穂市民にもアピールするため、この報告書では生活跡、陶磁器類ともにカラー写真をふんだんに使用し、実測図には製作技法と推定帰属時期を1点1点記載しています。
陶磁器類を綺麗にわかりやすく説明。
検討の項目では、残されている文献より、浅野氏による造成年代とその場所を検討、該当する生活面の形成について、今後の研究に利用可能な情報を提供しました。
その他、礎石建物、瓦葺き開始の時期、旧上水道、出土陶磁器の検討なども行っており、充実した内容となっています。
赤穂城、赤穂城下町の歴史をわかりやすく説明。
販売は限定200部ですのでお早めにどうぞ。
価格は2,100円(送料込みで2,350円)になります。
連絡先は左に記載しております。