『有年原・クルミ遺跡発掘調査報告書2』のご紹介
このたび、赤穂市教育委員会では『有年原・クルミ遺跡発掘調査報告書2』を刊行いたしました。2008年度に刊行した『有年原・クルミ遺跡発掘調査報告書』に続く有年原・クルミ遺跡の報告書で2007〜2010年度の区画整理事業に伴う発掘調査の成果をまとめています。
縄文時代晩期の焼失建物と思われる遺構や、「イチマル土坑」をもつ古墳時代初頭の竪穴建物、吉備地域や讃岐地域からの搬入土器が出土するなどの成果が得られています。
縄文時代晩期の焼失建物からは、赤穂市初めてとなる突帯文土器が出土しています
また、焼失建物から出土した縄文時代の炭について、AMSによる放射性炭素年代測定報告も行いました。
ほかにも、古墳時代後期の溝、古代から中世の掘立柱建物及び大溝、近世の大避神社跡地の調査なども収録しています。
販売価格は600円とお求め易くなっております。販売は限定で200部、赤穂市教育委員会文化財課、赤穂市立有年考古館、赤穂市立歴史博物館で販売しておりますので、是非お買い求めください。送料が別途必要ですので、郵送にて購入をご希望の方はご連絡ください。左欄の上側に連絡先が記載されております。