『発掘された赤穂城下町6』刊行のご紹介
このたび、赤穂市教育委員会では『発掘された赤穂城下町6』(赤穂城下町跡発掘調査報告書)を刊行いたしました
赤穂あけぼの幼稚園内にあったカトリック教会は、森家祖先を祀る「赤穂神社」が改築されたものでしたが、園舎建設に伴って解体されることとなったため、埋蔵文化財発掘調査を行いました。建築調査や文献調査は2018年に刊行した『発掘された赤穂城下町4』にて報告しており、本書が関連調査の2冊目となります。
今回刊行した書籍は、発掘調査のうち18世紀中葉〜近現代までの時期に位置付けられる「上層遺構面」の調査記録であり、江戸時代の天満宮時代から、現代の赤穂神社時代までの発掘調査が報告されています。
赤穂神社時代の遺物には、備前焼製狛犬や玉垣、青銅製飾金具といった神社関連のものも見られたほか、旧赤穂上水道関連施設が確認されました。
報告書巻末の分析では、赤穂城跡や赤穂城下町跡から出土した旧赤穂上水道水道管等の時期変遷について検討しており、今後の調査における基礎研究となりました。
A4判216頁で、販売価格は800円とお求め易くなっております。販売は令和3年4月30日から。限定で200部ですので、是非お買い求めください。送料が別途必要ですので、郵送にて購入をご希望の方はご連絡ください。左欄の上側に連絡先が記載されております。