『発掘された赤穂城下町5』刊行のご紹介
このたび、赤穂市教育委員会では『発掘された赤穂城下町5』(赤穂城下町跡発掘調査報告書)を刊行いたしました。2018年の刊行以来、5冊目となります。
本書は、耐震性防火水槽の設置に伴って調査を行った記録です。
調査場所は、安永6(1777)年に赤穂藩の藩校「博文館」が建っていた場所で、絵図面との照合から、発掘調査で見つかった建物遺構が藩校生徒の寄宿舎・教室であった「学寮」と呼ばれる建物に該当することが判明しました。
またそれ以前の侍屋敷の遺構も発見され、侍名が記された木簡などの出土も見られました。
なおこの場所は近代には「赤穂神社」が建立されていた場所で、調査でも玉垣の部材などが見つかっています。
今回の調査によって、江戸時代の侍屋敷、赤穂藩校、赤穂神社跡という赤穂でも重要な位置を占めた土地の歴史を明らかにすることができました。
A4判168頁で、販売価格は800円とお求め易くなっております。販売は限定で200部ですので、是非お買い求めください。送料が別途必要ですので、郵送にて購入をご希望の方はご連絡ください。左欄の上側に連絡先が記載されております。