『発掘された赤穂城下町3』刊行のご紹介
このたび、赤穂市教育委員会では『発掘された赤穂城下町3』(赤穂城下町跡発掘調査報告書)を刊行いたしました。2007年の刊行以来、3冊目となります。
刊行した報告書はA4版152ページで、後半の約50ページは、カラー版による江戸時代の城下町の地図や、陶磁器類の説明を掲載しています。
今回の調査区では、江戸時代前期の庭園に伴う池泉遺構のほか、江戸時代中期の町屋建物跡が見つかりました。
調査場所は、かつての中〜上級武士の屋敷跡であり、池泉から出土した陶磁器類も相応のものでした。木簡なども出土しています。
その後の森時代になると「多門」と呼ばれる分割居住の建物となり、出土する陶磁器類も質素なものとなったことがわかりました。
また、本書には15・16世紀から江戸時代後期にいたるまでの城下町の復元もカラー図版で行われており、今後の城下町研究に欠かせない一冊となりました。
販売価格は700円とお求め易くなっております。販売は限定で200部ですので、是非お買い求めください。送料が別途必要ですので、郵送にて購入をご希望の方はご連絡ください。左欄の上側に連絡先が記載されております。