『発掘された赤穂城下町2』のご紹介
このたび、赤穂市教育委員会では『発掘された赤穂城下町2』(赤穂城下町跡発掘調査報告書)を刊行いたしました。2005年に第1巻を刊行して以後、ようやく2巻目となります。
刊行した報告書はA4版130ページで、後半80ページはカラー版による陶磁器類の説明や、遺跡の写真を掲載しています。
今回の調査区では、17世紀初頭の石組による壁立基礎をもつ掘立柱建物跡が見つかりました。柱はそのまま残っており、マツ科モミ属であることが判明しています。また、その上の遺構面では17世紀中葉〜後葉の町家跡が、たいへん残りの良い形で見つかりました。
そして本書巻末には、『赤穂城下町絵図』(花岳寺蔵)が翻刻されました。この絵図は、現在判明している絵図で唯一、町家の家主名と町家規模が記載された非常に史料価値の高いもので、今回ようやく翻刻することができました。
販売価格は1,500円で、限定200部販売になっておりますので、是非お買い求めください。送料が別途必要ですので、郵送にて購入をお考えの方はご連絡ください。左欄の上側に連絡先が記載されております。
また、赤穂市立歴史博物館、赤穂市立民俗資料館、赤穂市教育委員会でも販売しております。